善き犬に悪報は訪れる/犬の僧帽弁閉鎖不全症手術体験記9

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上げてから落とすやつ。

もちろん、レントゲンや血圧、心電図の結果はとても大事で、最初に悪いニュースを知ってからでは良いニュースが入りづらいであろうことはよくわかってはいるんですが。

が。

初めてムチョの心エコー画面を見たときの衝撃ときたら。
ばっかん、ばっかん、心臓の鼓動に合わせて上下の僧帽弁が動くんですが、これがまーーーーったく閉まってない!
恐ろしいほど閉まってない!

肺水腫を起こしたのだから、ほぼほぼ僧帽弁が原因だろうなあ……とは思ってはいれど。
もしかして。万が一。億が一にも、心原性以外の原因だったりするのかしらん……と期待というか、手術受けなくてもいいことになりはすまいかと想像して行けば、やはり僧帽弁閉鎖不全症からくる肺水腫でありました。
ですよね。

それと、大学病院は漫画にあるように、待合室 → 診察室 → 検査・処置室の順番に壁を隔てて並んでいるため、問診を待っている間等も、検査を受ける患者わんにゃんたちの阿鼻叫喚が丸聞こえという好立地。 
正直、非常に胃が痛いというか、いたたまれないというか、コロナのこともあり、ステイホームならぬステイカーが推奨されていたため、おとなしく車内待機を選択いたしました。
体調が悪い中、検査を必至に耐えて受けていたわんにゃんその他患者動物たちは、誠にお疲れ様でした。

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