どっちの時間deショー/犬の僧帽弁閉鎖不全症手術体験記17

僧帽弁閉鎖不全症手術シリーズ 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17

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術前検査の結果、手術可能と判断されたムチョ。
左心房の大きさが2.13=重度拡張だったため、通常の手術枠(4ヶ月後)で予約を取ると同時に、緊急枠での順番待ちリストに加えていただきました。
順番になり次第連絡が来る予定で、おそらくは一ヶ月以内に実施するだろう……とのことでしたが、検査中に採取したムチョ自身の輸血用血液の保管期間も一ヶ月のため、もしそれ以上間が空くようなら、再度採取のために来院が必要とのこと。でもって、もし本当に輸血が必要となった場合は、おそらく重度の合併症を起こしていることになります、と説明されました。

検査時点でムチョに認められた併発症は以下の3つ。
・三尖弁閉鎖不全症
  右側の弁にもごく少量だが逆流が見られる。
・肺高血圧症
  僧帽弁閉鎖不全症の影響で併発。
・気管虚脱
 レントゲン写真で、軽度の気管狭窄が見られる。

上記は手術後3年近く経った今も特に悪化していないため、結果として問題なかったのですが、当初は心配の種の一つでした。

次に、僧帽弁閉鎖不全症のステージについて。
症状の程度の順に、A、B、C、Dとあり、
 B:弁膜の病変と逆流あり。心不全なし。
   1:心拡大なしもしくは軽度。
   2:顕著な拡大あり。
 C:心不全の状態、もしくは心不全の経験あり。
 D:心不全のコントロールが困難。重症。
ムチョは心不全から肺水腫を起こしたため、ステージCと診断されました。
先生の説明が「B」からだったため、「Aはなんなんスか」と聞いてみたところ、「キャバリア」との回答。
キャバリアに生まれついた時点で、僧帽弁閉鎖不全症になる可能性が高いらしく、だからステージAはキャバリアなんだとか。
実際、定期検診の際にお会いしたキャバリア君は、なんと生まれつき僧帽弁の病気を持っており、J病院の前身である大学病院時代に、1歳で修復手術を受けたとのこと。
以後7年近く通っているそうですが、心臓の状態は良好で、まったくありがたいことですとご家族の方がお話してくれました。
あっぱれ!

そして、手術のリスクと起こりうる合併症について。
修復手術は大変な手術のため、もちろんリスクも高く、様々な合併症が想定される中で、特に起こりやすいこととして説明されたのが以下。
・術後の呼吸悪化
・三尖弁閉鎖不全症の悪化
 心臓の左を縫ったことで、右が引っ張られて逆流が増えるかも……的な。マジすか。
・出血、血小板の減少
 切開した部分からの出血や、傷口を治すためにやはりどうしても血小板は減少する。
血栓
 これがとにかく怖くて、術後三ヶ月は血栓を溶かす薬を飲み続ける必要があるとのこと。
他、不整脈や感染症等、色々いろいろあるわけですが、リスクを取っても手術をすると決めていたので、話はトントン拍子に進み、手術の説明を聞き、理解したとの同意書に署名をしたら、時間を決定。

手術の時間は、朝7時、もしくは10時のいずれか。

もちろん、迷うまでもなく10時と即答。
自宅から病院まで、どう頑張っても数時間かかり、しかも絶対に絶対に遅れるわけには行かないため、7時=深夜出発の図式。

「ですよね〜」と笑いあったときに、なにかすごい嫌な予感はしていたんですが……案の定、フラグになるとは思わなんだよ。

術前の説明で、料金についても話があったんですが、長くなるので詳細は次回。
術前検査の費用についても記載するんだわん。

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